Light node

まるでろうそくの火が燃え広がっていくように光が移っていく。ただ、その移り方がとてもゆっくりで、これまで見たことがないインタラクションが、テクノロジーによってつくられているのに、自然なもののように見える。動作の美しさ、いろいろな積み上げ方や配置ができるようになったデバイスの形など、様々な点が各審査員に評価されました。Light Nodeからは、僕らの周りのもの、たとえば椅子とか机とかまで、どんどんデジタル化され、ネットワークでつながり、相互作用していく未来が見えます。アートとテクノロジー、産業とアートの境目がなくなっていく時代が見えます。作品の進化が楽しみです。
(高須正和)

ろうそくの炎の様にLEDの光が移動していく様子はまるで自然現象を利用しているかのような温かみに似た温度を感じる事のできる作品。これをあえてプログラミングとハードウェアを駆使して生み出す事で無機質な物体から感じる有機的な体験はこれからのハードウェアに対して必要とさえ感じてしまう。
(谷口充大)

橋場 康人(作者/代表者)、戸田 光紀 / 林 沙有紀(共同制作者)
筑波大学大学院
インタラクティブアート