CG技術体験教材は、2000年11月に当協会がCGを独学で学習する方のために開講した「インターネット通信講座 CG標準コース[技術編]Part1」と「同講座Part2」(その後に講座名変更:「CG-ARTS e-ラーニングCGテクニックスマスターコース」)で、CGアルゴリズムの理解を体験的に行えるように開発したJava教材がベースになっています。当時は、教育機関の皆さまのご要望に応えるために、CD-ROMに収録して「よくわかるCGテクニック」としても出版していましたが、十数年を経てOSやWebブラウザの進展によって現在のPC環境ではJava教材は稼動しない状態となっていました。

この度、インターネット通信講座の監修者でJava教材開発者のお一人でもある西田友是氏のご提案により、スマートフォンやHTML5以降のWebブラウザ(Google Chrome、Safari、Firefoxなど)上で稼動するJavaScript教材(CG技術体験教材)として改修する運びとなり、CG技術の体験学習を再び皆さまにご提供できることになりました。

CG技術体験教材は、従来と変わらず当協会のテキストブック「ビジュアル情報処理」「コンピュータグラフィックス」と連動して学習できるようになっています。CG技術の教育や学習にこの教材を使用することで、アルゴリズムを直感的に捉え、より一層深い理解をいただけると考えています。教育者の皆さまや個人で学習をされている方に是非ともご活用いただきたいと願っております。

そこで、当協会ではCG技術体験教材を無料で公開することにいたしました。使用方法は、そのままで、あるいは複製・改変・改良等をしていただくことができます。教育者や学習者の多くの皆さまにご活用いただき、そのフィードバックをいただくことで、CG技術体験教材を教育・学習効果の高い教材に発展させ、CG技術分野の人材育成に貢献したいと願っております。