■受賞のコメント 憧れの目で見ている作品たちの中に自分も肩を並べることができるなんて、本当に嬉しいです。どんな感情の時も美しく可愛らしい女の子を表現する為、3枚に分けての作品にしました。人のもつ感情、空気を和調にデザインしたものです。まだ納得のいかない所もたくさんあるので、これからも挑戦を続けていきます。ありがとうございます。 ■審査講評 作者の年齢がU-18部門の該当者であることすら忘れさせる完成度である。最初から年齢別の別枠には位置づけられず、堂々と他の大人作品と競って評価された。今回の応募作にはシークエンスや組作品が多く見受けられたが、本作では後ろ姿の少女がトリプティック（三枚組作品）を形成している。イラスト・アニメーション作家の林静一や、先ごろコミックを上梓した近藤聡乃の作風にもつながる静謐さがそこに著され、静止画の尽きない可能性が示されている。