Kage no Sekai
内田 有映、内藤まみ、平山詩芳、西尾淳志
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修士 1年
最優秀賞をねらっていただけに少し残念な結果ですが、今回をバネに次回作は望めたらと考えています。本作品は暗いところに何かいるような感覚を映像ではなく実空間で表現したら楽しいのではというところがスタートで、世界観を作り上げるためにデジタル技術を表に一切出さない工夫を致しました。稲蔭教授・imglのメンバー、そして皆に愛でられ活躍してくれたKAGEOたちのお蔭で受賞できたと思っています。ありがとうございます!
実物体にバーチャル世界の映像を重畳する複合現実感の技術は、アート作品の 表現手段として着実に進歩している。本作品は、実物体が作る影にバーチャルな生き物が潜む、という童話的な状況を巧みに作り出している。自分で物を置 いて作った影から、クリーチャが現れるのは非常に楽しい。影遊びは従来より多くの作品のテーマとして取り上げられてきたが、本作品はそれに新たなページを付け加えた。