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第14回 受賞者の声

第15回 静止画部門受賞者プレゼンテーション
   
 

第13回文化庁メディア芸術祭のプレゼンテーションステージにおいて、協賛事業である『第15回学生CGコンテスト』受賞者プレゼンテーションが行われました。
今回は2010年2月11日に行われたインタラクティブ部門優秀賞『Jamming Gear(ジャミング ギア)』の作者である菅野創さんによるプレゼンテーションをレポートします。

『Jamming Gear』は、歯車(Gear)をモジュールに取り付け、その歯車同士をつなげていくことによって音楽を演奏する作品です。
歯車が一周するごとに、音楽が再生されるシステムになっており、モジュールに取り付ける歯車の大きさによって回転する速度が変化し、再生されるサウンドファイルがそれに合わせて変わります。
さまざまな大きさの歯車を組み合わせることで、複雑な音楽を、見た目にも楽しく演奏できるようになっており、展示会場では来場者が実際に歯車を組み替えながら、作品を楽しむ姿が見られました。

始めに、菅野さんから作品ができた経緯についての説明がありました。
きっかけは子どものころ、妹さんと習っていたピアノの思い出でした。
一緒に通いはじめたものの、どんどん上達していく妹さんの様子を見てやめてしまって以来、音楽に対して複雑な思いを抱えていました。
大学時代、DJの友人と出会い、楽器以外で音楽を演奏する方法があることを知りました。
ターンテーブルやサンプラーなどの機材を購入していろいろな音楽をつくってみましたが、やがてすばらしいのはできあがった音楽の方ではなく機材の方ではないか、と感じるようになり、機材にあたる部分の制作を思い立ちました。
大学時代は、ターンテーブルに絵を描くことで曲が流れる作品や、水に浮かんでいるお椀を鳴らしながら楽しむ作品などを制作していましたが、もっと道具としての可能性を秘めた作品をつくりたいと思うようになりました。その後、電子玩具をつくるプロジェクトでプロトタイプとなる作品を何点か制作した結果、『Jamming Gear』ができあがりました。

プレゼンテーションの最後には作品の実演も行われました。
実演ではプレゼンテーション直前にサンプリングした、ステージのオープニング曲や、司会者の声など、会場内に常に溢れていた音を音源として使い、『Jamming Gear』を初めて知った方も含めて、聴衆を魅了しました。

『Jamming Gear』は1点しかないので、現在、新たなキットを作成しており、今後はワークショップなどを積極的に開催して、将来この作品で音楽を楽しんでもらえるとうれしい、という菅野さんの言葉でプレゼンテーションは締めくくられました。



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