[SEMINAR] ゲームデザインハンズオンセミナー【Unreal Engine 4活用編】 in 京都

第5回は京都で開催します!
近年のゲーム開発では、ハイクオリティなコンテンツを短期間で開発することが求められます。「Unreal Engine 4」や「Unity」に代表されるゲームエンジンは、それを実現するために欠かせないツールとなっています。今や、VRコンテンツや建築ビジュアライゼーションのようなゲーム以外の分野においても、各所でゲームエンジンの応用が模索されています。
昨年度までは、アーティスト、テクニカルアーティストといったCGクリエイター向けにハイエンドリアルタイムCGの制作手法を学ぶためのセミナーを実施し、実用的な内容をハンズオン学べるということで、たいへんご好評をいただきました。
今年度は、皆様からのさらなるご要望に応えるため、ゲームエンジンを活用した「ゲームデザイン」のノウハウを学ぶことができるセミナーを全国各地で実施していきます。
ゲームデザインのノウハウを学びたい方、ゲームデザイン教育にゲームエンジンの活用を検討なさっている教育者の皆様、ゲームエンジンの作法を知り、それを活用したコンテンツ開発に取り組もうとされている皆様、ぜひご参加ください!
セミナーで使用する講師の教育ノウハウが詰まった「スライド資料」や「アセットデータ」は、セミナー後に授業や社内研修でお使いいただけるようにお持ち帰りいただけます。
*12/3の特別講演として、ヘキサドライブの岡本鯉太郎氏にご登壇いただきます!タイトルは、「UE4 の Sequencerを使った映像開発について〜4K画像・ムービー・VRまで〜」です。ここでしか見られない内容もあると思いますので、こちらも楽しみにしてください!
プログラム
No. | タイトル |
特別講演 1 | 特別講演「Unreal Engine4(UE4)の現状と未来について」 講師:今井翔太氏 (エピック・ゲームズ・ジャパン コミュニティ・マネージャー) |
1 | イントロダクション、Unreal Engine 4 クイックスタート - 基本操作の習得 |
2 | レベルデザイン - モジュラーによるシーン構築 |
3 | インタラクションデザイン I - ブループリントによるゲームルールの実装1(ブループリント基礎、プレイヤー設定) |
No. | タイトル |
特別講演 2 | 特別講演「UE4 の Sequencer を使った映像開発について〜4K画像・ムービー・VRまで〜」 講師:岡本鯉太郎氏(株式会社ヘキサドライブ 開発部 テクニカルアーティスト) |
4 | インタラクションデザインII - ブループリントによるゲームルールの実装2 (トリガー、ヒット、レベル遷移) |
5 | Physicsシミュレーション - Physicsを活用したゲームデザイン |
6 | ゲームAI - NavMesh、ビヘイビアツリー、さまざまなAIテクニック |
7 | インタラクションデザイン III - UIインタラクションほか |
8 | デバッグ・チューニング・マスタリング - ブループリントのデバッグとパラメータチューニング |
※本セミナーの内容は予告無く変更させていただくことがございますのでご了承ください。
※各講義の内容については以下をご覧ください。
今後のスケジュール
地区 | 日時 | 会場 |
東京 | 6/17(土)-6/18(日) | 日本電子専門学校 |
福岡 | 7/29(土)-7/30(日) | KCS福岡情報専門学校 |
札幌 | 8/22(火)-8/23(水) | 北海道情報専門学校 |
沖縄 | 11/11(土)-11/12(日) | KBC国際電子ビジネス専門学校 |
京都 | 12/2(土)-12/3(日) | 京都コンピュータ学院 |
名古屋 | 未定 | 未定 |
講師
【ハンズオンセミナー講師】 |
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川島 基展 氏 |
【特別講師】 |
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今井 翔太 氏 |
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岡本 鯉太郎 氏 |
日程・会場・申込みなど
主 催 | CG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会) |
協 力 | EpicGamesJapan |
日 時 | 2017年12月2日(土)10:20-18:00 2017年12月3日(日)9:20-18:00 |
会 場 | 京都コンピュータ学院 京都駅前校/ 京都市南区西九条寺ノ前町10-5 【アクセスマップ】 |
定 員 | 20名(最低催行人数に達しましたので、開催いたします。) |
受講料 | 一般:30,000円(税込)、認定教育校:24,000円(税込)、CG-ARTSマイスター取得者:24,000円(税込) |
想定スキル (受講条件) |
・次のいずれかの教育・業務経験のある方を推奨します。 |
申込み | 下記の申込みボタンをクリックしていただき、Webフォームよりお申込みください。 |
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ゲームデザインハンズオンセミナー【UnrealEngine4活用編】の様子
特別講義 業界の最新情報で知見を得る
全国各地を飛び回っているEpic Games Japanコミュニティマネージャの今井様による特別講演では、UnrealEngine4の最新情報を余すことなくお話しいただきました。Unreal Engineの描画力を示すデモや、コンシューマゲームやVRゲームなどUE4を使用した開発タイトルの紹介、ゲーム以外の自動車・建築・宇宙開発など幅広い活用事例の紹介などしていただきます。また、VFX、実写合成向けのツール開発に力をいれていることの紹介などもしていただきました。
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1時間目「イントロダクション」 - Unreal Engine 4 クイックスタート -
ここから川島先生にバトンタッチして、本編のハンズオンセミナーに入っていきます。会場になっている学校では、ハイスペックなPCを準備いただいており、UE4が快適に動作する環境を整えております! もちろん、一人1台の専用のPCを用意しておりますので皆様にご準備いただく必要はございません。
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クイックスタートでは、プロジェクトの作成方法やインタフェースの説明やキャラクタやカメラの操作方法、マテリアル設定やモデルへのコリジョンの設定など、これから進めるハンズオンセミナーに必要な基本知識をレクチャーします。講師の用意するテキストも非常に詳細に書かれているので安心です。 |
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2時間目「レベルデザイン」 - モジュラーによるシーン構築 -
いよいよ本題のゲームデザインの演習に入っていきます。この2日間のセミナーでは、講師が準備したゲームをもとに講義・演習が進められます。このゲームは、プレイヤーが制限時間内に、ダンジョン内での敵の追跡をかいくぐり、3つの鍵をあつめてゴールに向かうというゲームです。単純そうに見えて、意外とクリアするのが中々難しいです。
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一通りプレイしてゲームのルールやマップの構造を理解したあとに、別のマップを作る演習を進めます。このマップは、組み替えて拡張できるようにパーツ分けされています。そのパーツをコピーしたり移動させたりしながら、別のマップをつくっていきます。マップ以外にも、鍵やゴールの設定やエネミーの巡回経路の設定などをしていきます。こうした設定ひとつひとつのバランスでゲームの難易度が大きく変わります。こうした演習を通じてレベルデザインの基本を体験していきます。UE4などゲームエンジンを使うと、設定や配置を変更してすぐにプレイして難易度の確認ができるので、ゲームの面白さを追求するための試行錯誤を何度も繰り返すことができる事が分かります。 |
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<元のマップ(レベル)> |
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<編集後のマップ(レベル)> |
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<テキストの例> |
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3時間目「インタラクションデザイン I」 - ブループリントによるゲームルールの実装 -
さきほどの時間はレベルデザインの演習を行いましたが、こんどは今回の肝となるUE4のビジュアルスクリプトである「ブループリント」を使って色々なインタラクションの設定をしていきます。はじめてのブループリントは、画面に”Hello”と出すだけのものからスタートしていきます。ちょっとした事でも設定どおりに実行されると嬉しいものですね。
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講師が準備したゲームは、プレイヤーがカギを3つ取ってゴールに向かうというシンプルなものでした。そのゲームを実現するためにも、さまざまなインタラクションの設定が必要になってきます。この講義では、そうしたインタラクションの設定をブループリントで一から組み立てていく演習になっています。具体的にはプレイヤーがキーの入力で動いたり、カメラがプレイヤーに追従したり、鍵をとると壁が消えたりなどの設定をしていきます。だんだん内容が難しくなってきます。 |
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<テキストの例> |
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4時間目「Physicsシミュレーション」 - Physicsを活用したゲームデザイン -
ここから2日目の講義です。まずは、Physicsシミュレーションの設定をしていきます。UE4などのゲームエンジンでは簡単な設定で障害物の岩をプレイヤーが転がしたり、回転扉の設定をしたりすることができます。あとはエネミーにつかまるとプレイヤーが爆発してゲームオーバーになる設定などをここではやっていきます。
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5時間目「ゲームAI」 - NavMesh、ビヘイビアツリー、さまざまなAIテクニック -
いよいよセミナーも終盤にはいっていきます。ゲームAIの講義では、NavMeshをつかってエネミーの行動範囲を設定したり、ビヘイビアツリーを使ってエネミーの状況に応じた設定をしたりしていきます。エネミーはプレイヤーをみつけると一定時間追いかけ回してくる設定をするのですが、設定どおり、追いかけまわしてくれると感動します。
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6時間目「インタラクションデザイン II」 - UIインタラクションほか -
この時間では、画面に表示される情報表示をどのように設定していくかを学びます。残機数や制限時間の表示などゲームを進める上で必要な情報を状況に応じて表示する必要があります。こうした情報もブループリントをひとつずつ設定していきます。
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7時間目「デバッグ・チューニング・マスタリング」 - UIインタラクションほか -
最後は、ゲームをパッケージ化するマスタリングを行います。これでゲームの完成まで一通り体験することができます。
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充実した2日間になるように・・・
2日間のセミナーで長くも感じますが、実際受講してみるとあっという間に時間が過ぎて行く印象です。ハンズオン形式なので実際講義を聞いて自分で試してやることができるのでひとつずつ理解しながら進める事が出来ます。テキストを見ながら自分で進める事もできますし、もし、分からない所でつまづいても講師が丁寧にサポートしてくれます。
この他に、最新のVRコンテンツを体験できたり、講師と参加者の懇親会をやったりして、充実した2日間になるようにしていますので、ぜひご興味ある方はご参加ください!
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お問い合わせ
CG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)
〒104-0061東京都中央区銀座1-8-16
tel 03-3535-3501 fax 03-3562-4840
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