迷走赤ずきん
pecoraped (西尾 都、杉殿 育恵)
広島市立大学大学院 芸術学研究科 造形計画メディア造形 2年
この度は、素晴らしい賞をいただき、大変嬉しく思っております。この作品はpecorapedが考えだしたオリジナル次元論のうち、6番目をもとに制作しました。例えるなら、独立した世界をもつ童話の本がいくつも本棚に並んでいて、別の本までも赤ずきんが行き来できるようになる状態です。今後も、2人の空想をどんどん送り出していきます!よろしくお願いします。
http://pecoraped.himegimi.jp
CD-ROMがマルチメディアともてはやされていた時代をあざ笑うかのような映像文法、インタラクティブでは無いのにインタラクティブ性を感じる細かいギミックの数々、華々しくも白々しいBGM、気が抜けたダイアログ、全てが巧い具合に統合された技ありの映像だ。作家グループによれば、本作品のテーマは「次元の視覚化」とのこと。意味することは不明だが、心地よいトリップをさせて頂いた。