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学生CGコンテストインタラクティブ部門 受賞者「YOTARO」がSIGGRAPHで展示!

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8月3日から7日まで開催されたSIGGRAPHの「エマージングテクノロジー」(新たな発想の技術発表の場)に、第14回学生CGコンテストのインタラクティブ部門佳作「YOTARO」が見事に選ばれ展示紹介が行われました。今回の展示について現地で、國村さんと村本さんにその感想を聞いてみました。

−今回はどんなきっかけで応募されたのでしょうか?

バーチャルリアリティ学会が主催するIVRCというコンテストで総合優勝をいただき、SIGGRAPHの渡航と参加という副賞をいただきました。参加するからには作品を何かに応募してみようということで、今回の展示に繋がりました。英語での応募書類の提出や機材の輸送手続きなど、大変だったのですが、とても勉強になったと感じています。

−学生CGコンテスト受賞作品展での展示からバージョンアップした点を教えてください。

人と機械のふれあいの点で改善しました。以前の作品は赤ちゃんの顔が壁から飛び出している形式をとっていましたので、少し違和感があったようで体験するお子さんが少し怖がったり、泣いてしまうこともありました。その点について検討し今回はベビーベットの中に赤ちゃんが存在する形に改良しています。これによって子供の反応が歴然と良くなって、長時間離れないで遊んでいてくれる姿が多くなりました。赤ちゃんの非言語コミュニケーション性というのは万国共通であることを改めて感じました。皆さん笑顔で体験していかれることが嬉しいですよね。

−今回SIGGRAPHに参加して感じたことを教えてください。

(國村さん)世界は広かった!自分達の知らなかった世界がここにはありました。たとえばトランスフォーマーのメイキングのセッションを見ましたが、映画の数秒のシーンにこれほど沢山の人が関わって切磋琢磨しながら映像を創る姿はすばらしいと思いました。自分達も頑張らなくてはと真剣に感じました。

(村本さん)その道を究めている人との出会いから、深く究めることの大切さを感じましたし、感化されました。人を喜ばせたり感動させたりすることを常に考えている方々、生涯をかけて人に幸せを感じてもらうエンターテインメントに心血を注いでいる方々の集まりがSIGGRAPHだとかんじましたし、かっこいいと思いました。

今後の『YOTARO』の展示は、10月30日〜11月3日に静岡文化芸術大学で開催される「メディアアートフェスティバル2009」での招待展示が予定されているので、お見逃しなく。
文化庁メディア芸術祭浜松展」と同じ会場での展示となります。

 
■第14回学生CGコンテストインタラクティブ部門佳作「YOTARO」
https://www.cgarts.or.jp//scg/2008/prize/yotaro/

★問合せ
学生CGコンテスト事務局
https://www.cgarts.or.jp/contact/