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「つみきのいえ」がアカデミー賞の短編アニメ賞を受賞!

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第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した「つみきのいえ」が第81回米アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞しました。
発表・授賞式が行なわれたのは、22日午後5時30分(日本時間23日午前10時30分)。

プレゼンターのジェニファー・アニストンと、ジャック・ブラックに名前を呼ばれ、受賞が決まった瞬間、すごく嬉しそうにサンキューを連発。

加藤監督は、英語で「so heavy……(とても重いです!)」とオスカー像を掲げながら「応援してくれたスタッフの皆さん、私の鉛筆、アニメーション、私の会社「ロボット」に感謝します」と述べた後、最後に日本語で「どうもありがとう、ミスターロボット」と話し、大喝采を浴びた模様。

日本作品の受賞は長編アニメ賞「千と千尋の神隠し」以来6年ぶりで、短編アニメ賞では日本人初の受賞となります。
先日15日に閉幕した文化庁メディア芸術祭でも「つみきのいえ」が放映され、高い人気を集めていました。

アニメーション部門主査の鈴木伸一先生は、今回の受賞について、「短編アニメという分野は、自分の表現したいことを作品にできる場であり、今回の『つみきのいえ』は加藤さん個人が企画、制作された作品。魅力的で本当に力のある作品だと思う。
メディア芸術祭やアカデミーの受賞が、これからの大きな活躍に繋がることなるでしょう。劇場アニメやテレビアニメに憧れて入ってくる方も多くいるが、アニメ界の雇用の現状はとても厳しい。加藤さんのような方が育ってきているのは、日本のアニメ界には本当に喜ばしいことだと感じています。心からお祝いの言葉を贈りたいと思います。」と語られました。

その他、日本の作品では滝田洋二郎監督の「おくりびと」が外国語映画賞に選ばれています。

加藤さんと鈴木主査が出演された第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門受賞者シンポジウムレポートは3月中旬に公式サイト文化庁メディア芸術プラザにて公開いたします。

■文化庁メディア芸術祭受賞作品
加藤さんのプロフィール、受賞コメント、8つの質問をご覧いただけます。
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/animation/001039/

■文化庁メディア芸術祭祝賀会での受賞コメント
http://media-arts.cocolog-nifty.com/festival2008/2009/02/post-d182.html

★お問合せ
文化庁メディア芸術祭事務局
https://www.cgarts.or.jp/contact/index.html