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-画像処理検定とは |
コンピュータを使い、ディジタル画像を処理するうえでの知識と技能を評価する検定試験です。たとえば、ディジタルカメラで撮影した写真をフォトレタッチソフトを使って画像を補正、加工、プリンタ出力するなどのことは、この検定の範囲となります |
-範囲と特徴 |
[画像処理検定]は次の4つの側面から出題されます。画像処理の基礎となる色彩や画質、ヒストグラムなどについての[基礎]、画像処理の技法を理論的に理解するための[アルゴリズム]、ディジタル画像処理を実際に行うための[システム]、そして画像処理技術をさまざまな分野で応用する方法についての[応用]。 過去の検定合格者は、ディジタル画像の加工・処理のプロフェッショナルとして、幅広い業種の中で、その専門性を遺憾なく発揮しています。 |
-習得のメリット |
フォトレタッチソフトを感覚や経験則にたよる指先の操作ではなく、理論として理解したうえで操作できるようになります。このことは、画像処理の現場で求められることの多い精密さ、正確さにおいて大きな効果をもたらすはずです。また、理論に裏づけられた知識は信頼感を高めます。クライアントとの折衝はもちろん、プロジェクトリーダーとして現場を統括するエンジニアにとっても非常に有効です。 |
-級ごとのレベルと出題範囲 | ||
3級 | 2級 | 1級 |
基準スキル ※基準スキルとは、各レベルで備えておくべきスキル。 今まで体系的に学習されていない方については、この検定受験にむけて学習することで身につくであろうスキルと言えます。 |
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■画像処理関連用語の意味がわかり、フォトレタッチソフトが利用できる ■ディジタル画像を加工・処理する時に必要な基礎知識(色彩・画質など)がある ■画像処理で使用するコンピュータおよび出入力機器の名称や役割がわかる |
■アルゴリズムを理解し、目的に応じた効果的な画像処理ができる ■画像処理の技法を応用分野に活用できる ■画像処理を応用する分野に最適な画像処理システムを選定し活用できる |
■画像処理関連のアプリケーションソフトやプラグインソフトの開発ができる ■画像処理に必要な論理的思考ができ、スタッフを指揮できる ■応用分野に応じてシステムを構築できる |
実務面から見ると ※現時点で、実務経験のない方については、受験勉強、そして検定合格で、このような職種に関しては自信をもって取り組んでいただけるようになります。 |
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ディジタル画像にかかわる仕事のアシスタントやオペレータ | ディジタル画像にかかわる仕事で中心的役割を担うエンジニアやデザイナー | 画像処理に関する一連の業務を統括できるエンジニアやプロジェクトマネージャ |
-出題範囲 |
■画像のディジタル化 _アナログ画像とディジタル画像の性質の違いや、画像をディジタル化するための変換方法、データ構造など ■画像の統計量 _画像を見やすくするための変換や、圧縮に必要な画像データの数量的な特徴や統計的な性質など ■色彩 _ディジタル画像の色再現に必要となる色彩など ■画質 _ディジタル画像がもつ色や濃淡の情報や、その情報の空間的な分布など ■2値画像処理 _白黒2値の情報をもつ画像に関する性質や特徴。濃淡をもつ画像から2値の画像への変換など ■変換 _画像の明暗、ノイズ、ゆがみなどを、目的にあった画像にするために処理、加工、変換などを行うときの方法や仕組みなど ■マッチング _画像の形状的特徴を分析し、マッチングを行うときの方法や仕組みなど ■分類 _画素をもとに、その類似性などから画像を分類するときの方法や仕組みなど ■システム _画像処理に必要となる入出力装置やソフトウェア、ハードウェア、またはファイルフォーマット、画像の伝送方法など ■応用 _画像処理が利用されている分野。ディジタル画像を扱うときに必要となる知的財産権(所有権)に関する基礎的な知識 |