パネル

パネルは年次SIGGRAPH会議の中でもユニークな存在です。ここでは、異なる見解のやり取りが見られます。パネルは発表の場ではなく、ディベートの場だからです。皆さんも、SIGGRAPHコミュニティの最も重要なトピックについての討論に参加しませんか?

各パネルセッションは、トピックについてディベートを展開する4人のパネリストと、パネリストにトピック関連の質問やトピックそのものについて提示する公平な司会者で構成されています。このようなセッションを実現するために、私たちは以下の3つの段階で皆さんの援助を必要としています:

第1段階:トピック提出
コンピュータグラフィックスとインタラクティブテクニックにおいて、皆さんにとって一番重要な問題が何かを教えてください。私たちは、出席者が家に持ち帰り、それについての考えを深めることができるようなトピックを求めています。私たちはセッションで答えを出そうとは思っていません。私たちが求めているのは、より多くの人が情報に触れ、問題に取り組み始めることなのです。

この段階は、人々が話し合いたいと思っていることが何かを特定する段階で、パネリストに誰がなるかは問題ではありません。ですから、素晴らしいトピックのアイデアを持っているけれども、パネリストたちに心当たりがないという方でも応募していただけます。

ディベートトピックを100ワード以下の簡潔明瞭な説明文にまとめて提出してください。パネル審査委員会が全ての提案トピックを審査し、第2段階に向けて、最もリクエストの多いディベート向きのトピックを選びます。

第1段階は形式張ったものではありませんので、審査委員会の協議後も採用通知は送りません。トピックは、SIGGRAPH 2006オンライン応募システムを通して提出してください。提出していただいたトピックは全て審査対象となります。

第2段階:パネルポジション提出
選択されたトピックの何れかについて、情報やはっきりとした意見をお持ちの方は、それらについて是非聞かせてください。トピックについてご存知のこと、トピックの何が皆さんにとって重要なのか、またその理由を250ワード以下のポジションステートメントにまとめ、パネルに提出してください。

審査委員会が、応募者の中から各パネルに適したパネリストを3~4名選びます。パネリストには、各トピックについての討論を促すために、様々な意見とバックグラウンドを代表する人たちが選ばれます。

第3段階:質問提出
これらのトピックはSIGGRAPHコミュニティにとって重要な問題を扱っているものですので、パネリストへの質問もSIGGRAPHコミュニティから提示されます。各セッションでは、出席者がパネルにリアルタイムで質問を送れるように、e-メール、インスタントメッセージ、携帯電話のメールアドレスなどが用意されています。司会者は、これらの質問をふるいにかけてパネルに提示し、各質問に対して全てのパネリストから回答を引き出す役割を担います。

SIGGRAPH 2006 Panels Chair
Tippet Studios