締切

「人生。理不尽で不可解な事ばかり。そして追い込まれる。」という作者の言葉。これが制作意図であれば、これは最高の人生ゲーム。マニュアル(?)に書かれているように、スペースキーを押し続けるだけではどうしようもない。このゲームの快感は、まさにどうしようもない不可解さに負け続ける感覚にある。ゲームとして完成されたゲームより、このゲームを評価することは理不尽かもしれないが、ここでゲームは、不可抗なルールに追われて終わりと始まりを繰り返す状況を表現するに最も適した、一つの形式である。でも、このコメントを締切が過ぎている時点で書いている現実が、何より理不尽(苦笑)。
(馬定延)

木村 智也
専修大学
ゲーム