YUBIMADO

今回の応募された作品には、ニンテンドーDSやXboxのコントローラなどハードの特徴を活かしたゲーム作品が多く、見せ方やルールの設定も工夫されていて、今まであまり触れることのなかったゲームというジャンルについて改めて考えさせられた。本作はその中でもタッチデバイスの特徴がよく活かされていると感じたAndroid端末向けのゲームだ。画面上には主人公のキャラクターと自動で横スクロールする障害物の配置されたマップがある。そして主人公のキャラクターは、ユーザが大きさや位置を操作できる矩形(YUBIMADO)に押し出されながらゲームの世界を移動しマップを攻略していく。チュートリアルがなくても、ユーザは画面内の矩形を操作する中で、だんだんとこのゲームのルールが見えてくるようになる。この発見のさせる感覚が絶妙にセンスがよくタッチデバイスならではのアイデアがうまく取り込まれていると感じた。
(萩原俊矢)

北川 裕策(作者/代表者)、小田 勇一郎 / 新竹 光 / 竹内 茜(共同制作者)
HAL名古屋
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