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第15回学生CGコンテスト総評

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今年、学生CGコンテストは第15回というひとつの区切りを迎えることが出来ました。類似のコンテストが次々と消えていったなか、15年も続いたことは驚きであり、また同時に喜びでもあります。それはひとえにこのコンテストを支えてくださった審査員の皆様やスタッフの方々、そして何よりも応募してくれた学生諸君、ならびに彼らを指導してくださった先生方のおかげだと思います。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

さて今年も審査員の方々との熱い議論のもと受賞作品の選考会が行われました。
動画部門はアート的知的好奇心を刺激する、実験的であり、またコンセプチャルな作品が残念ながら少なかったように感じました。ただ受賞した作品はどれも驚くほどの完成度と演出力・ストーリー性を持っており、ソフトとハードを自由に駆使して表現する学生諸君の若い力を感じることが出来ます。
インタラクティブ部門は、いわゆるメディアアートの発表の場として、世界的にも通用する、学生CGコンテストのなかでも特徴的な部門だと思うのですが、今回もその例にもれず、優秀な作品を選ぶことが出来ました。おそらくこの受賞作品のなかから海外に羽ばたいていく学生が現れることでしょう。
最後に静止画部門ですが、最優秀賞はなんと高校2年生の市川君です。制作意図及びコンセプト、そして最終的にアウトプットされた作品の持つ繊細な感覚と仕事。どれも大学院生や大学生に負けないクオリティーを持っており今回の受賞となりました。

区切りとなる第15回を越えて、デザイン、アート、また社会との関係を熟考し、刺激的な場として学生CGコンテストは進んで行かなければならないと審査員及びスタッフ一同考えております。これからも皆様のご協力をお願いいたします。

学生CGコンテスト審査委員会 審査委員長
原田 大三郎
(多摩美術大学教授)

 
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