いけばな
内田 達也
東京造形大学 造形学部デザイン科 卒業
今年もこのような賞を頂け喜ばしいことと思います。今作品は前年のものとは大きく方向を変え、空想的なイメージではなく現実的なイメージをテーマにしています。その方向性もあり結果的に表現した作品は必ずしもデジタルである必然性は無くなっているかも知れません。これはデジタルの作品を作成する上で多くの 人が抱え る悩みではないかと思います。今後この課題に取り組んでいった結果、どのような形態になるか研究中ではありますが、よりより作品が出来るよう制作に励みたいです。
作者は、花の発芽から枯れるまでのそれぞれの時点に美しさを読み取ろうとした。この発想は、人間のライフサイクルと重ねることにより得られたようである。このアイデア以上に、巧妙なデッサンの技能を生かした制作方法による表現はすばらしい。
