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プレスリリース

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2016.08.17 ━━━
平成28年度[第20回]文化庁メディア芸術祭
9月9日(金)まで作品募集中。
審査委員から届いたメッセージを
ご紹介します。
<http://festival.j-mediaarts.jp>
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文化庁メディア芸術祭では、9月9日(金)日本時間 18:00まで作品を募集して
います。

アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で過去1年間
(2015年9月10日〜2016年9月9日)までの間に完成または、すでに完成してこの
期間内に公開された作品を対象に、プロ、アマチュア、自主制作、商業作品を
問わず、世界中から広く作品を募集しています。

■4部門審査委員から応募者へのメッセージ

<アート部門>

文化庁メディア芸術祭の審査をして、この賞の意義を痛感した。その多くが現代
の先端的な技法や形式そのものの探求ではあるのだが、同時にどの仕事ももっと
も古く、そして普遍的な対象と向き合おうとするものだったからだ。こうした
表現の根幹への希求が、世界中から集まる作品に共通していることに心打たれた。
石田 尚志(画家/映像作家/多摩美術大学准教授)

かつての科学者たちは、エーテルという媒質が宇宙空間に偏在し、光や電磁力を
伝えていると考えていましたが、今日のメディア技術は、まるでエーテルのよう
に私たちの環境のあらゆる細部に不可視のまま存在し、私たちのコミュニケーシ
ョンを媒介しています。それは単なる道具ではなく、コミュニケーションそのも
のを変質させています。モダニズム以降のアートが考え続けてきたのがコミュニ
ケーションにおけるメディアとは何であるかという問いであったとするならば、
その問いは今日、どのようになされるのだろうか。応募される作品が、それを
考えるきっかけになればと個人的に期待しています。
佐藤 守弘(視覚文化研究者/京都精華大学教授)

メディア・アートとは何か。ただのアートとは違うのか。今日、メディアという
接頭語なしに単にアートと称するなら、それは油彩や水彩のみならず、デジタル
技術や身体技法、コンセプチュアルからワークショップまで、種々のメディアに
よる表現を幅広く含む。では第20回文化庁メディア芸術祭アート部門のレゾン
デートルは何か。「メディアとは何か」を自問するアートの現在形の提示ではな
いか。
中ザワ ヒデキ(美術家)

<アニメーション部門>

数あるフェスティバルの中で一番多様なジャンルのアニメーション作品が集まっ
てくるのがこのフェスティバルです。学生やプロが制作したものも、自主制作も
商業作品も、手描きアニメーションも3DCGも、様々な作品が分け隔たりなく集
まってきます。多様な価値観のもとで制作された素晴らしい作品に出会えること
を、なにより楽しみにしています。
木船 徳光(アニメーション作家/IKIF+代表/東京造形大学教授)

どんなに動きそうにないものでも、命を吹き込む力を持つ、『アニメーション』
という特別な世界。そこに「今見るべきもの」、「今つくるべきもの」、「時代
を超越したもの」という視点が加わることで、この世界が持つ芸術としての魅力
を最大限に引き出すのではないかと考えます。
心に響くような作品に出会えるのを楽しみにしています。
森野 和馬(映像作家/CGアーティスト)

<エンターテインメント部門>

文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門は、壮大な技術の無駄遣いか、
クレイジーなコンセプトの強引な実現にあると遠藤は信じています。日本人は
未来に生きているな、と世界中から揶揄されても、いずれはそれが新しいスタン
ダードとして理解されることでしょう。今までにない体験を、今までできないと
思われていたことの実現を新たな様式美として臆することなく披露してください。
遠藤 雅伸(ゲームクリエイター/東京工芸大学教授)

「エンタメ」という器に盛り付けられた時代の精神と人々の嗜好。驚きのテクノ
ロジーで調理され、表層的な感覚に訴える口当たりの良さに、流行という魔法の
スパイスをまぶせば一丁上がり?否。反知性、未成熟に媚びず、社会や人の意識
に対する衝突や不和があってもいい。表現としてのリベラリズムをどこまでも追
及したもの。思考の尺度を拡張するもの。これからの世界のありようを徹底的に
問うたもの。そんな作品を僕は味わってみたい。
工藤 健志(青森県立美術館学芸員)

<マンガ部門>

「マンガは何々でなければいけない」などというモノは無いのです。
求めるのは読者を感動させ面白いと思わせるモノ。面白いとはなんなのか、次の
大きなウェイブを作り出す作品を期待しているのです。
犬木 加奈子(マンガ家/大阪芸術大学客員教授)

メディア芸術祭「っぽい」かどうかは忘れていただいて、これぞと思われる自信
作を、ぜひお送りください。ご応募いただいた1作1作を審査委員一同、真剣に
拝読いたします。個人的には、紙媒体、電子媒体、それぞれの媒体における表現
を追求した作品が読めることを、期待しております!
門倉 紫麻(マンガライター)

マンガのおもしろさというのは、作者らしさが出たところにあると思います。
その作家にしか描けない人物の微妙な表情が魅力的だったり、その作家にしか思
いつかないようなセリフが突き刺さったりします。そんな自分しか描けないマン
ガのご応募、お待ちしてます。
松田 洋子(マンガ家)

■詳細はこちら
https://www.cgarts.or.jp/img/160817.pdf

■審査委員プロフィール
http://festival.j-mediaarts.jp/about/jury-members

■応募方法 —ウェブサイトより応募可能です。
応募申込、作品応募は第20回文化庁メディア芸術祭ウェブサイトで手続き可能で
す。応募申込として必要情報を入力し、審査用資料のデータをアップロードすれ
ば完了です。また、配布中の募集要項に添付された応募用紙を同封し、郵送で
応募することも可能です。
※応募方法等の詳細は、第20回文化庁メディア芸術祭ウェブサイト
募集概要でご確認ください。
http://festival.j-mediaarts.jp/entry/entry-guidelines

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★お問合せ先
文化庁メディア芸術祭事務局[CG-ARTS内]
Email : jmaf@cgarts.or.jp
Tel : 03-3535-3501(受付時間:平日10時〜18時)
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文化庁メディア芸術祭総合ウェブサイト
http://j-mediaarts.jp

第20回文化庁メディア芸術祭ウェブサイト
http://festival.j-mediaarts.jp

Facebook
http://www.facebook.com/JapanMediaArtsFestival

Twitter
@JMediaArtsFes

※第20回文化庁メディア芸術祭ウェブサイトのプレスページでは、
リリースの閲覧、取材や広報用素材の申請が可能です。

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【広報問合せ先】
文化庁メディア芸術祭事務局 広報担当[hilo Press内]鎌倉・佐藤
Email : jmaf20-pr@hilopress.net
Tel : 03-5577-4792 Fax : 03-6369-3596 ※受付時間:平日10時〜18時
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-18-11-905
(ニュースの内容は転載自由ですが、ご一報をお願い致します。)