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AVID Softimageが各種の催しを開催
2007.07.26

 Avid Technologyの子会社であるSoftimage社は、SIGGRPAH2007において、次のような催しを計画している。ブースでは、XSIやFACE ROBOTの最新機能や、クリエイターによる最新映像の制作デモなどのほか、日本語デモや、トレーニングなども予定されている。また、ブース以外の場所での催しも、充実している。これらはいずれも、Softimageユーザーでなくても、自由に参加できるということだ。

■Softimageブースでの催し

Softimage|XSI v6.0の画面

 SIGGRAPHの機器展示会場のSoftimageブース(#503)において、次のような催しが予定されている。

[Softimageブースプレゼンテーション]
 8月7日〜9日 9:00-18:00
 Softimageデモアーティストによるデモンストレーション及びユーザー講演。Softimage|XSI、Softimage FACE ROBOTなどを駆使したデモが予定されている。
 アニメーション、レンダリング、XSIの一般的に知られる機能である非破壊を中心に新機能を紹介する。またXSI6から追加されたCrossWalkという機能についても最新版を紹介する。このCrossWalkは、他のツールとの間のデータ・コンバージョンを双方向に行える機能だ。
 Maya、Max、COLLADA(ソニー・コンピュータエンタテインメントが提唱した3次元グラフィックスのオブジェクト記述言語)について、双方向でデータのやりとりができる。これまでのデータコンバーターは、実際に必要なデータがなかなかわたらないということもあった。テクスチャのUVデータに加え、法線情報や頂点カラーの情報を複数もてるかどうか、といった、現場レベルで重要なデータを含めて双方向でやりとりできる。
 たとえば、MayaやMaxでモデリングしたキャラクターにXSIでアニメーションを設定して、また他のツールに戻すということは、制作環境の中で良く行われる。こうした機能はパチンコ用映像やゲーム用映像など、コンテンツを作り込む特有の環境がある場合などでは、CGツールで作成した最終データを戻す必要があり、双方向のデータ変換機能がさらに有効となる。
 この機能をリリースしたのは、XSI6がリリースされてからになるが、その後マイナーバージョンアップを4回している。これは、変換する対象となるツールのバージョンアップなどに対応して細かく機能を追加しているからだ。現行バージョンのXSI6バージョン2.04までに、数度のバージョンアップが行われている。SIGGRAPHでは、この最新バージョン2.04が紹介される予定だ。
 XSIも、つい最近、最新バージョンの6.02をリリースしたばかり。これまで以上に安定した動作が行われるほか、ライセンスの認証がやりやすくなり、常時ネットワーク接続していなくてもよくなっているなど、ユーザビリティが改善されている。

[日本語デモ]
 8月8日 10:00-10:30
 SOFTIMAGE|XSI並びにFACE ROBOTの最新情報を日本語で紹介する。

[CAPCOM LOSTPLANETプレゼンテーション]
 8月8日 10:30-11:00
 CAPCOMのゲーム「Lost Planet」のXbox360版・PC版の開発時のグラフィックス表現について紹介する。Playstation2世代のグラフィックス表現からXbox360・DirectX9・DirectX10世代への表現へと移行する際に使用した手法や技術を紹介してくれる。実際に開発時に作成・使用したツールやその機能の紹介などを行うという。
 一般的なアプリケーションの使い方だけでなく、CAPCONがゲーム開発に使用しているマルチプラットフォーム対応の開発環境「MTフレームワーク」によるプレゼンテーションを交えて紹介する。
 デモでは、XSIとこのMTフレームワークとの連携によるゲーム開発の様子を見ることができる。

■ブース以外での催し
[Softimage プロダクションチャレンジ]
 8月5日 12:00-19:30
 SOFTIMAGE|XSI並びにFACE ROBOTの最新情報を日本語で紹介する。

 場所:Manchester Grand Hyatt Hotel, One Market Place, San Diego, California
 Todd Akita氏など3名のXSIエキスパートが、コンセプトからモデリング、リギング、アニメーションそしてレンダリングまでをその場で行い、作品を制作する。
 ※参加にはレジストレーションが必要

[トレーニング]
 FACE ROBOTとXSIのトレーニングをGuerilla Studio (Rooms 15AB and 16AB)で行う予定。FACE ROBOTには、以前、Blur StudiosでAnimation Supervisorをし、現在Softimageに所属しているジェフ・ウィルソン(Jeff Wilson)氏がトレーナーとしてFACE ROBOTの使い方を紹介する。XSIは、SoftimageのNikki Bridgman氏が担当する。このトレーニングは、会場にある機材が空いていれば誰でもすぐに参加できる。英語によるトレーニングだが、Softimageを使ったことがある人ならばそれほどむずかしくないという。
 Guerilla Studioは、SIGGRAPHの催しの一つで、さまざまなツールや発表された論文などの技術を、実際にコンピューターを使って参加者が触れたり、体験することができるコーナーだ。
 FACE ROBOTとXSIについて、それぞれ上記の専門家が下記の日程で実施する。

SOFTIMAGE|FACE ROBOT with Jeff Wilsonの日程
 8月7日(火)12:30開始
 8月8日(水)16:00開始

SOFTIMAGE|XSI with Nikki Bridgmanの日程
 8月7日(火)14:00開始
 8月8日(水)15:00開始

[Softimageユーザ会]
日時:8月7日 19:00-22:00
場所:Spreckels Theatre, 121 Broadway, San Diego, CA 92101
内容:XSIのデモや、シド・ミードによるキーノートスピーチが予定されている。
※レジストレーションが必要

[パーティ visual fxtasy]
日時:8月8日 21:00-26:00
House of MovesとPendulum StudioとSoftimageの3社がホストとなりパーティを開催する。会場は、米国で人気のライブハウス「House of Blues」のサンディエゴ店だ。
事前登録制で、申し込みは下記から行える。
http://www.softimage.com/events/sig07/party/invite.aspx

(事前のレジストレーションが必要な催しについては、 http://www.softimage.jp/event/siggraph2007/index.html で登録をしてください)

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