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オートデスクブースを訪問
2007.08.09




●Maya、3ds MAX、MotionBuilder、Toxikの最新バージョンをデモ
Maya最新版の画面

城戸氏

一ノ瀬氏

城戸氏(右)、一ノ瀬氏(左)


 8月7日、オートデスク(autodesk)ブースを訪問した。会場では、マーケティング担当の城戸孝夫氏と一ノ瀬真一郎氏にブースを案内していただいた。会場中央に設けられた同社のブースでは、プレゼンテーション形式とハンズオン形式のデモンストレーションで多くの人が溢れていた。
 今回の新製品は、2008版にバージョンアップしたMayaだ。これは、高品質の3D環境、キャラクター、パフォーマンスの作成を実現するもので、能率的なスムースメッシュワークフロー、新しいエッジのスライド機能、ブートリアン、ブリッジ、ベベルなどの機能で、ポリゴンモデリングの効率を向上。さらに、MAC OS Xをサポート。インテルベースのMacに実装できるようになった。またMotionBuilder7.5のエクステンションでは、データのロードとプロットのパフォーマンスが向上。Toxik2008も発表された。

[記者発表]
オートデスク社
スカイマター社を買収 プロダクション・パイプラインの充実図る

●3ds Max2008を発表 大規模で複雑なコンテンツ制作に対応
 オートデスクは6日、会場に隣接するサンディエゴ・マリオットホテルでプレスカンファレンスを開催し、新たな企業買収や新製品について発表した。
 買収が発表されたのは、ブラシベース3Dモデリングソフト「Mudbox」の開発メーカー、スカイマター社(本社=ニュージーランド)。オートデスクはこれにより、映画やゲームのパイプラインを拡充し、さらに工業デザイン分野におけるワークフローの拡充を目指す。Mudboxはブラシ状のツールを使って3Dスペースに有機的な形状を造形することが可能で、伝統的な造形家にもデジタルアーティストにも使いやすい。さらに同製品で作成された3D作品は、3ds Max、Mayaにインポートすることができる。なお買収価格などは発表されていない。

 製品面では、3ds Max2008(英語版)を発表。これは、大規模で複雑な3Dコンテンツ制作を狙ったもの。新ビューポート技術と最適化により、万単位のオブジェクトで構成される大規模で複雑なシーンの操作性が向上するとともに、シーンデータの階層的な表示、迅速なシーン分析機能、編集ツールを提供する新機能「Scene Explorer」を搭載。これにより複雑でオブジェクトの重いシーンで作業効率が向上する。モデリング機能も効率の向上を目指した。
 Mayaも2008版にバージョンアップした。同製品は、能率的なスムースメッシュワークフロー、新しいエッジのスライド機能、ブートリアン、ブリッジ、ベベルなどの機能で、ポリゴンモデリングの効率を向上。さらに、MAC OS Xをサポート。インテルベースのMacに実装できるようになった。
 モーションビルダー7.5は、エクステンション2を発表。データのロードとプロットのパフォーマンスが向上し、プラットホームに64ビットWindowsXPと32ビットのインテルMacをサポートする。
 Toxik2008はスタンドアロン製品として販売される。対応OSはWinndowsとリナックス。アーティストが2Dと3Dを組み合わせて制作する際の問題を解決できるよう、Mayaとの相互運用性を提供する。

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