SEMINOR セミナー

[SEMINAR]CG-ARTS協会 第3回画像情報教育研究会を開催しました。

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画像情報教育研究会は、画像情報に関する教育研究・教育事例・教材開発・評価方法の発表や意見交換、情報収集の場として、指導者の皆様に利用して頂くことを目的に開催しています。今回もグラフィクスとCAD研究会と共催で開催し、CGの研究者と指導者の交流の場ともなりました。日本全国から集まった研究発表は14件、特別講演では、日産のデザイナーでいらした山下敏男先生が、車が完成するまでのデザインフローとコンピュータ利用について解説されました。参加者は50名。大学や専門学校の指導者から企業の専門家などを中心に、学生の参加もありました。
技術系研究発表は13件でユーザとの協調・連携、ジオメトリー、可視化の3つのセッションに分かれて行われました。教育系研究発表は2件でゲーム教育とメタバースの授業事例でした。
参加された指導者の方々からは、普段聞くことができない、授業設計や指導のポイント、評価や学生のモチベーションを育む方法などの工夫を知る良い機会だったと好評を頂きました。遠方からの参加者も多く、また熱心に発表者の話しに聞き入り、質問をされる様子を窺うことができました。
今後もより充実した画像情報教育研究会が開催できるように、幅広い領域で多くの発表者と参加者を募り、交流の場を作って行きたいと思います。

共催・日程・会場

【主催】 CG-ARTS協会
【共催】 情報処理学会グラフィクスとCAD研究会
【日程】 2009年11月5日(木)・6日(金)
【会場】 首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス
アクセスマップ
 

当日プログラム 発表件数15件(プレゼンテーション18分・質疑応答7分/1件)○印は発表者 招待講演1件

■11月5日 (木)

13:00-15:30 セッション1: ユーザーとの協調・連携
(1) 両手デバイスを用いた2物体の動きの同期手法
 ○寺本 興英, 五十嵐 健夫(東京大学)
(2) 視覚的影響を考慮した3次元モデルへの電子透かし
 ○中沢 真一, 高橋 成雄(東京大学)
(3) 最適視点計算を用いた絵画における多視点描画の再現
 ○真塩 海里, 吉田 謙一, 高橋 成雄, 岡田 真人(東京大学)
(4) Visual PageRankによる龍安寺石庭解析
 蔡東生(筑波大学), ○望月 茂徳(立命館大学), 浅井 信吉(会津大学)
 王雲(筑波大学), 福本 麻子(慶応義塾大学)
(5) 流体ソリッドテクスチャリングのためのユーザーインターフェース
 Philipp Holzer (ミュンヘン大学), ○大和田 茂(Sony CSL)
 原田 隆宏(Havok), Andreas Butz(ミュンヘン大学)

15:30-15:50 休憩

15:50-17:50 セッション2: ジオメトリー
(6) 非正則点を端点とする曲率線と閉曲線に基づく非等方再メッシュ化手法
 ○森田 伊織, 坂本 博康(九州大学)
(7) 接続の類似性制約を用いた曲線洗練化法
 ○佐藤 信, 三輪 譲二(岩手大学)
(8) 鞍点特徴を利用した3次元メッシュ展開
 ○葉斐, Saw Seow Hui, 高橋 成雄(東京大学)
(9) 手描き平面曲線からの対数美的曲面創成システムの開発
 ○伊丹 裕美, 原田 利宣, 萩原 徹(和歌山大学)

■11月6日 (金)

12:45-13:45 セッション4: 特別講演
(10) 「デジタルリードデザイン開発」 ○山下 敏男(首都大学東京)

13:45-14:00 休憩

14:00-15:00 セッション3: CGと教育
(11) 「ゲーム制作総合演習」による教育事例報告
 ○華山 宣胤, 野上 竜一(尚美学園大学)
(12) セカンドライフを利用したメタバース・ラーニングの提唱
 ○坂東 敏和, 三淵 啓自(デジタルハリウッド大学院)

15:00-15:15 休憩

15:15-16:45 セッション5: シミュレーションとその応用
(13) 炭酸水から生じる気泡のビジュアルシミュレーション
 ○西川 武志, Yonghao Yue(東京大学),
 金森 由博(筑波大学),西田 友是(東京大学)
(14) 力学モデルと空間充填モデルの併用によるアイテム集合付き
 ネットワークの可視化手法
 ○伊藤 貴之(お茶の水女子大学), Chris Muelder, Kwan-Liu Ma
 (カリフォルニア大学),瀬々 潤(お茶の水女子大学)
(15) 予測制御による爆発のキーフレームアニメーション
 ○佐藤 周平, 土橋 宜典, 山本 強(北海道大学),
 安生 健一(OLMデジタル)

募集詳細

画像情報教育研究会は、画像情報教育に関する発表、意見交換、情報収集をしていただく場です。
CGを利用したアニメーションや映像制作、ゲーム制作、Webデザイン、CG技術や画像処理技術などに関する教育研究、教育事例、教材開発、評価方法に関する論文・発表者と研究会参加者を募集します。

【発表申込締切】 2009年8月31日(月)
【論文原稿締切】 2009年9月下旬予定 
             論文は1件6ページ以内で、研究会予稿集(オンライン)として 研究会当日資料として配布いたします。
【参加費、資料代】 2,500円
             CG-ARTS協会から申し込まれた発表者は無料です。
             情報処理学会のグラフィックスとCAD登録会員は無料です。

発表・論文申込
参加申込受付中(発表をされない方はこちらから申込ください)

お問合せ

CG-ARTS協会 事業推進部
〒104-0031東京都中央区京橋1-11-2
tel 03-3535-3501 fax 03-3562-4840 お問い合わせフォームはこちら