SEMINOR セミナー

[SEMINAR]CG-ARTS協会「第2回 画像情報教育研究会」を開催しました。

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画像情報教育研究会は、画像情報に関する教育研究・教育事例・教材開発・評価方法の発表や意見交換、情報収集の場として、指導者の皆様に利用して頂くことを目的に開催しています。今回も初回同様にグラフィクスとCAD研究会と共催で開催し、CGの研究者と指導者の交流の場ともなりました。
日本全国から集まった研究発表は29件、参加者は103名。大学・専門学校・高校の指導者から企業やプロダクションの専門家などを中心に、学生の参加もあり盛況に行うことができました。
2日間に渡った技術系研究発表は18件で、モデリング・表現・可視化・質感取得と表現・インタラクションの5つのセッションに分かれて行われました。2日目に行われた教育系研究発表は11件VR・Web・CGイラストレーション・ディジタル映像・3DCGアニメーション・CGプログラミングなどの多様な領域となり、中にはCG-ARTS協会のカリキュラムやテキストブックを活用された事例もありました。
参加された指導者の方々からは、授業設計や指導のポイント、評価や学生のモチベーションを育む方法など、普段なかなか聞くことができないことを知る良い機会だったと好評を頂きました。遠方からの参加者も多く、また熱心に発表者の話しに聞き入り、質問をされる様子を窺うことができました。
今後もより充実した画像情報教育研究会が開催できるように、幅広い領域で多くの発表者と参加者を募り、交流の場を作って行きたいと思います。

共催・日程・会場

【共催】 情報処理学会グラフィックスとCAD研究会
【日程】 2009年2月16日(月)・17日(火)
【会場】 NHK放送技術研究所 講堂
      アクセスマップ

【参加費、資料代】 2,500円
【懇親会参加費】 3,000円(学生は1,500円)
※NHK技研にてスーパーハイビジョン8K超高精細CGなどの見学があります。
参加申込受付中

当日プログラム 発表件数30件(プレゼンテーション18分・質疑応答7分/1件)○印は発表者 招待講演2件

2月16日(月)

9:30-11:10 セッション1: モデリング

 (1) 3次元表面の稜線と閉じたストリームラインに基づく再メッシュ化手法
    ○森田 伊織,坂本 博康(九州大学)

 (2) 内部ボクセル情報を用いたマーチング・キューブ法における等値面分解能の向上
    ○高波 健太郎,藤野 勝,長坂 学,菊川 孝明,緒方 正人(三菱プレシジョン)

 (3) 対数美的曲面の創成アルゴリズムとVRを用いた曲面創成システムの開発
    ○萩原 徹,原田 利宣(和歌山大学)

 (4) 手書き平面曲線からの対数美的空間曲線創成システムの開発
    ○伊丹 裕美,原田 利宣(和歌山大学)

11:10-11:20 休憩

11:20-12:35 セッション2: 表現

 (5) フロントガラスを流れる雨滴のCG表現
    ○後藤 優,田中 敏光,佐川 雄二(名城大学)

 (6) 大気による減衰と水滴分布を考慮した虹のフォトリアリスティックレンダリング
    ○藤原 和也,玉木 徹,金田 和文(広島大学)

 (7) 荷電粒子が電磁場から受ける力を考慮したオーロラのシミュレーション
    ○津郷 晶也,玉木 徹,金田 和文(広島大学)

12:35-13:30 昼食休憩

13:30-14:15 セッション3: 特別講演

 (8) スーパーハイビジョンの概要
    ○江本 正喜(NHK技研)

 (9) 8K超高精細CG映像(スーパーハイビジョンCG)の魅力
    ○河口 洋一郎(東京大学)

14:15-15:05 セッション4: 地図

 (10) 電子地図に基づくビルディングの自動生成
    ○杉原 健一(岐阜経済大学)

 (11) 広域を表現できるデフォルメ地図の詳細度制御
    ○堀 久実子,岡島 仁美,宮村(中村)浩子,古谷 雅理,斎藤 隆文(東京農工大学)

15:05-15:15 休憩

15:15-16:30 セッション5: 可視化

 (12) 特殊相対論に発想を得た巨大物体の可視化について
    ○鶴岡 修平,河口 洋一郎(東京大学)

 (13) 異方性特徴の適切な回転変換による3次元テンソル場の補間手法
    ○石田 明久,高橋 成雄(東京大学),小川 雄太,藤代 一成(東北大学)

 (14) 粒子法による流体のシミュレーションデータを活用した効率的な可視化
    ○安田 廉,原田 隆宏,河口 洋一郎(東京大学)

16:30-16:55
  (15) ビジュアル情報処理研究合宿2008 の開催報告
○津郷 晶也(広島大学), 杉本 憲治郎(早稲田大学)

16:55-18:00 NHK技研見学(スーパーハイビジョンによる8K超高精細CGなど)

18:00-20:00 懇親会


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2月17日(火)

9:30-11:10 セッション6: 質感取得と表現

 (16) 再帰反射材を用いた鏡面反射計測手法の開発
    ○北口 勝久,齋藤 守(大阪市立工業研究所)

 (17) 計測データに基づいた日本刀のレンダリング手法
    ○望月 宏祐,林 一成,更科 友啓,田中 法博,禹 在勇(長野大学)

 (18) RGBカメラを用いた分光ベース全方位画像計測法
    ○合津 正史,煖エ 明誉,田中 法博,禹 在勇(長野大学)

 (19) Visibility Cutsを用いた動的シーンの高速レンダリング
    ○宮前 雄生,岩崎 慶,吉本 富士市(和歌山大学)

11:10-11:20 休憩

11:20-12:35 セッション7: インタラクション

 (20) インタラクティブな3次元コンピュータグラフィクスを用いた肝臓病に関する患者説明ツールの開発
    ○五十嵐 健夫,島村 朋房(東京大学, JST ERATO),原口 亮,中沢 一雄(国立循環器病センター),村下 賢(アロカ株式会社)

 (21) 二次元スケッチのためのストロークの自動対応付けについての一検討 (Automatic Stroke Correspondence Detection for
     2D Drawings)
    ○NGO THI TU TRUNG,北岡 伸也,北村 喜文,岸野 文郎(大阪大学)

12:35-13:35 昼食休憩

13:35-15:15 セッション8: CGと教育1

 (22) グループワークによるVRコンテンツの制作教育
    ○宮田 一乘,梅本 勝博(北陸先端科学技術大学院大学)

 (23) i-Something 〜三次元仮想世界におけるアート&デザインワークショップ〜
    ○渡邉 英徳(首都大学東京)

 (24) Web3Dコンテンツ制作のための基礎教育
    ○高橋 里奈,若林 尚樹(東京工科大学)

 (25) Webデザインと地域活性化
    ○西垣 泰子(明星大学)

15:15-15:25 休憩

15:25-16:40 セッション9: CGと教育2

 (26) 武庫川女子大学情報メディア学科におけるデジタル・コンテンツ制作関連授業の事例紹介
    ○中川 佳子(武庫川女子大学)

 (27) コンピュータグラフィックス イラストレーション教育 −宇都宮メディア・アート専門学校での取り組みを中心とした報告−
    ○横井 由美子(宇都宮メディア・アート専門学校)

 (28) 大学における映像編集の授業実践事例
    ○平山 亮(金沢工業大学)

16:40-16:50 休憩

16:50-18:30 セッション10: CGと教育3

 (29) CGクリエイター育成のための演劇ワークショップ
    ○荒木 シゲル(アクトバート合同会社)

 (30) 3DCGアニメーション制作技法の基礎教育
    ○山本 浩司(デジタルハリウッド大学)

 (31) CGイメージを育むイメージ生成シミュレーター
    ○今間 俊博(尚美学園大学)

 (32) Example Based Programmingに基づくCG制作技法の基礎教育
    ○近藤 邦雄(東京工科大学)

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CG-ARTS協会 教育事業部 研究開発センター 宮井あゆみ
〒104-0031東京都中央区京橋1-11-2
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