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第14回 受賞者の声

第14回 受賞者の声 多田ひと美
   
Q 学生CGコンテストのインタラクティブ部門最優秀賞を受賞した感想を聞かせてください。
A

インタラクティブ部門で、最優秀賞を取ったのはビックリしていて、というのも私の作品は、人が何かすると動作するような分かりやすいインタラクションではないので、ビックリしました。
ただ、鑑賞者の生活している世界の延長線上で、日々更新されているニュースを扱っているっていうことでのリアルタイム性やインタラクティブ性はあるとは思っています。
 

Q

学生CGコンテストに応募しようとしたきっかけは?

A

新しい試みをしようとする作品を認めて、評価していこうというコンテストが少ないので受けてみようと思いました。
これまでも大学の先輩が受賞していたので、このコンテストの存在は知っていたのですが、それまで作っていたのは習作でまだ出すレベルには至っていなかったんです。それで、今回は卒業制作だったので、出してみようと思いました。
 

Q

新しい試みとはどういったことを示しているの?

A

(ツールや表現媒体という意味での)メディアそのものをテーマにしているというか、メディアを自分なりに解釈して、普通の使い方とは違う使い方をしてみたり新しい組み合わせを考えて、そこから生まれる表現を探求して行くような、そういった意味での試みですね。
 

Q

今回の作品はどういう動機で作ったのですか?

A

今回の作品は、リアルタイムでダウンロードしてきたニュースをバラバラに断片化し、無作為に選び出された画像とを組み合わせて、表示していく作品です。ある瞬間だけ見ると、意味が関連しているんだけど、文脈にした時に意味が壊れていたり、画像と言葉が合っていなかったり、そういう時に起こる違和感を作り出して行く事で、思考の混乱を表現しようとしました。
 

Q 情報についてこだわっているようですが?なぜですか?
A

情報って言ってしまうと広いので、ニュースっていう事に限定すると、流れている話や言葉はホントかウソか分からないんですが、皆が注目してしまうという。話題性とか、そういうものがホントかウソか分からないけど消費されていってしまうという構造に着目したところが、今回の作品の入り口としてあります。
それで、今回ニュースをハッキングして行こう、みたいな気持ちはありました。
 

Q この作品はどういった動機から作っているんですか?
A

前作に『全的に歪な行且』という、六法全書をスキャンして得た画像を文字に変換して文脈がおかしくなった文章を読み上げて行くという作品を作っていたんですが、その時に、「社会的に健全な行い」という文字が『全的に歪な行且』と変換されたんですね。健全さに対して、歪なと変換されてしまったという事があって、何か社会の枠組みを解体して行くというようなそういうテーマから作っていますね。
 

Q 今回、受賞作品展に展示をしてみてどうでしたか?
A

色んな人たちの意見とか聞けて刺激的でした。やっぱり作品展をしていると、一般の人からの意見が面白くて、今の社会的な状況と照らし合わせて話してくれたりするのは、参考になりま
すね。でもこう、やってみると問題点とかも発見出来ますね。やっぱり、もう少し何が起こっているか分かるようにしないととか・・・。
ただ、技術的な説明をする事によって、ああ、そういう事ね、って終わってしまうのもまた違うので、難しいですけどね。
 

Q 今回大変だった所は?
A

今回の作品は技術的な面で結構苦労しました。
最初、作品の構想を考えていた時点でどうやってプログラムを組んでいけばいいか分からなくて必死で大学の先生や先輩に質問して、ひとつひとつ問題を解決していきました。
でも、あきらめずにやってよかったです...。
 

Q

今回受賞してよかったことは何ですか?

A

やっぱり、色んな人と出会えた事ですかね。審査委員の方々から直に感想を聞けるのは刺激的ですし、同世代の作家さんとかは環境が違うと考え方も違うので話が出来るのは刺激になりますね。


Q

今後どういった活動をして行きたいのですか?

A

まだ、あと一年学生なので、その間は作品をしっかり作って、その後も作って発表して行きたいですね。まあ、お金を・・・、食って行かなければいけないのでその辺をなんとかしながら(笑)
新しい視点とか、何かを考えるきっかけになるような作品を作っていけたらと思います。
 


 
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