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第13回学生CGコンテスト総評

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今年も、「第14回学生CGコンテスト」にすばらしい作品を多数応募いただき、誠にありがとうございます。

夏の熱気が一段落し、秋の気配が深まる中、審査で皆さんの作品に接することが出来る、この濃密な時間は、”審査”という心悩ませる問題はありますが、一年を締めくくる意味でも、審査員一同有意義な時間を過ごすことが出来ました。今年は受賞された方々だけではなく、ノミネートされた作品達は、どの部門においてもレベルが非常に高く、もはや”学生”という肩書を必要としない、若手作家の集まりなのだという印象を強く受けました。それは現に、この展覧会がメディアアートの登竜門として、ここを巣立った若者達が内外で活躍をしている姿を見れば明らかでしょう。

そして、今年の作品傾向として印象深かったのは、ただ単にデジタル技術を駆使しただけの表現ではなく、デジタルによって生まれた結果・効果をもう一度、人間のフィールドに、つまりアナログの世界に取り込み、そこでアナログならではの味付けをし、さらにそれを再度、デジタル処理し仕上げる。そこにはアナログとデジタルを軽やかに行き来する、若い世代の柔軟さを見て取ることが出来ます。また今年の驚きはU-18の方々の作品の完成度の高さで、U-18というフィルターを通して審査する必要性を感じさせない力作が多数ありました。

”教育”という問題が色々と取りざたされる昨今ですが、確実にデジタル技術を使った表現は子供達の中に浸透し、成果を上げていると思います。

さて、来年は第15回となります。ある意味でひとつの区切りの次期であり、審査員一同及びスタッフ一同、よりすばらしい展覧会にする為に邁進して行きます。ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。

学生CGコンテスト審査委員会 審査委員長
原田 大三郎
(多摩美術大学教授)

受賞作品展 2009年2月4日〜2月15日 国立新美術館にて メディア芸術祭と同時開催
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