inner blue
西村 伊央
多摩美術大学 美術学部情報デザイン学科 卒業
学生として最後の大変思い入れの深い作品で、このような評価をいただき、たくさんの方に知っていただく機会に恵まれたことに感激しています。撮り続けてきた陽が昇る前の空の青色、写真を選びくみたてていった時間、そのときの気もちがこみあげてきます。この受賞を励みに、これからも表現を追及していきたいと思います。支えてくださったみなさまに心から感謝いたします。ありがとうございました。
水のさまざまな表情をプリントアウトし、それを巨大な壁面に展開したインスタレーション作品。個から全体へ、また全体から個へ、観察者の視点によって作品の表情は無限に変化していく。
静止画の募集規定を守り、尚且つインスタレーションとしての空間構成も応募規定内でプレゼンテーションしている点が評価出来る。審査員全員が、実物が見てみたいという感想だった。いい意味で主催者側に”静止画部門”における応募規定の再考を促すきっかけとなる作品。
