「monochrome」 |
<受賞コメント> 今回の作品は緻密なモデリングやリアルな質感と言った最近のCG技術の流れにあえて逆行したものであり、自分ではこれといった派手さがなく地味な方であると思っていたので受賞を知った時は驚きました。 技術的な部分では私よりももっと優れた作品も数多くあると思われる中で、基本的な技術だけを用いて制作したこの作品を評価していただいた事も含めて嬉しい限りです。ありがとうございました。 |
<講評> CG表現では、結果が得られれば、プロセス段階では守るべきポリシーなど無く、<なんでも有り>とする向きもあるが、この作品においては、光源、物体、そして影の関係をミニマルの様式で守っている。この関係による現象を3DCGでストレートに視覚化し、意図を伝えることに成功している。しかし、「あり得ないものを実際に存在しているかのように描く」ことが目的である場合、その完成度が高ければ高いほど、その矛盾は観る人の意識をすり抜けてしまう。この作品も完成されているがゆえに印象の薄い感はあるが、純粋に視覚的な快感を与えてくれる。 |
|最優秀賞 |→ 優秀賞|→ 佳作|→ 最終審査ノミネート作品| |
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