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プレスリリース

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 09.02.23━
『つみきのいえ』がアカデミー賞の短編アニメ賞を受賞!
<https://www.cgarts.or.jp/news/2009/090223.html>
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第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した「つみき
のいえ」が第81回米アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞しました。
発表・授賞式が行なわれたのは、22日午後5時30分(日本時間23日午前
10時30分)。

日本作品の受賞は長編アニメ賞「千と千尋の神隠し」以来6年ぶりで、
短編アニメ賞では日本人初の受賞となります。

プレゼンターのジェニファー・アニストンと、ジャック・ブラックに名前
を呼ばれ受賞が決まった瞬間、とても嬉しそうにサンキューを連発。

加藤監督は、英語で「so heavy……(とても重いです!)」とオスカー像を
掲げながら「サンキューアカデミー、サンキューサポーター、サンキュー
ミスターロボット!」と感謝を述べた後、最後に日本語で「どうもありが
とう」と話し、大喝采を浴びた模様。

また、メディア芸術祭受賞作が後にアカデミー賞を受賞したのは『千と千
尋の神隠し』と、アレクサンダー・ペトロフ監督の『老人と海』の2作品で、
今回が3作品目となります。

アニメーション部門主査の鈴木伸一先生は、今回の受賞について、
「短編アニメという分野は、自分の表現したいことを作品にできる場で
あり、今回の『つみきのいえ』は加藤さん個人が企画、制作された作品。
魅力的で本当に力のある作品だと思う。メディア芸術祭やアカデミーの受
賞が、これからの大きな活躍に繋がることとなるでしょう。
劇場アニメやテレビアニメに憧れて入ってくる方も多くいるが、アニメ界
の雇用の現状はとても厳しい。加藤さんのような方が育ってきているのは、
日本のアニメ界には本当に喜ばしいことだと感じています。心からお祝い
の言葉を贈りたいと思います。」と語られました。

その他、日本の作品では滝田洋二郎監督の「おくりびと」が外国語映画賞
に選ばれています。

加藤さんと鈴木主査が出演された第12回文化庁メディア芸術祭アニメーシ
ョン部門受賞者シンポジウムレポートは3月中旬に公式サイト文化庁メディ
ア芸術プラザにて公開いたします。

■文化庁メディア芸術祭受賞作品
加藤さんのプロフィール、受賞コメント、8つの質問をご覧いただけます。
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/animation/001039/

■文化庁メディア芸術祭祝賀会での受賞コメント
http://media-arts.cocolog-nifty.com/festival2008/2009/02/post-d182.html

★お問合せ
文化庁メディア芸術祭事務局
https://www.cgarts.or.jp/contact/index.html