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プレイステーション3 グラフェイックス技術研究者が語る


CGエンジニア検定2級(現エキスパート)、画像処理エンジニア検定2級(現エキスパート)の合格者、小口貴弘さん。

小口さんは株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント グラフィックスシステム開発部に所属され、入社以来、「プレイステーション」(PS)の開発に携わられてきた。
個人的にもCGソフトの開発を手がけられ、ご自身のWebサイトでソフトや作品を紹介するなど、CG技術の振興にも力を入れている。 今回は実際に開発の現場で働いている立場から、検定試験についてお話をお伺いした。

 
小口氏が制作したグラフィックスソフトウェア


  
現在のお仕事について教えてください
 

2002年に入社して以来、グラフィックスシステム開発部で、「プレイステーション 2」(PS2(R))のアプリケーションの開発や、「プレイステーション 3」(PS3(R))の開発、具体的にはRSX(R)の開発に携わってきました。
最近では、グラフィックス技術の研究やPS3(R)を使って面白いことができないかを考えています。

実は学生時代は物理専攻で、個人的にCGに興味を持って、実験結果の簡単な3D シミュレーション映像を作ったりしていた程度でしたので、入社当時は右も左も分からず、先輩に教えてもらいながらPS2(R)のグラフィックスソフトを作っていましたから、本当に苦労しましたよ。学生時代にもっとCGについて勉強する機会を作っていればよかったと思います。

 
 
検定を知ったきっかけを教えてください
 

小口氏古本屋で検定の本を見つけたのがきっかけでした。3級(現ベーシック)の問題集だったのですが、こういう試験があるんだ、とその時はじめて知りました。その後、高校時代の友人と話していたら、彼も画像処理エンジニア検定に興味があることを知り、じゃあ、一緒に受験しようかという話になりました(笑)。
先程お話したように、学生時代にCGについて勉強したわけではなかったので、CGの全体像が知りたいと思っていましたから、CGエンジニア検定はまさに業務に通じるものとして受験しました。テキストブック「コンピュータグラフィックス」を読んでさらにそれを実感しました。
画像処理エンジニア検定の方は、ピクセルシェーダーで使用するマテリアルの表現やポストエフェクトなどCGと画像処理は切り離せないもの、一緒に学んでおいたほうがよい知識だと思っていましたので、自ずと受験する気持ちになりました。

 
 
受験に向けての勉強法や学習することの利点を教えてください
 

通勤の電車内でテキストブックを読んだり、友人と一緒に週末に喫茶店で勉強したりもしました。いつも業務でやっていることと連動していましたので、思ったよりも負担なく勉強できました。最近の非リアルタイムレンダリング技法などで馴染みのないものもありましたから、そのあたりを補足するかたちで、学習していきました。テキストブックはCGと画像処理と両方、問題集も揃えて臨みました。勉強期間は3ヶ月ぐらいでしたね。

試験勉強で学んだことは実際に役立っていますよ。PS3(R)はチューニング(最適化)をすればするほど処理速度が速くなる可能性を持っています。ですので、行列演算をプログラミングに最適化する際など、基礎的なことを理解しておくことは、とても役に立ちます。

ゲームは国際的な市場になっていますから、海外とのコミュニケーションも多々あるのですが、地域によって同じ概念の用語や呼び方などが若干違う場合があります。どの言葉・定義が正しいのか悩むこともありましたが、今回、一般化・体系化された知識を勉強することができ整理することができました。本当に良かったと思っています。

 
 
これからのご自身の展望をお聞かせください
 

小口氏の作品素養を深めるためにCGエンジニア検定1級を受験したいと思っています。また、CGクリエイター検定も受験したいですね。自分でも人物をCGで表現することや、面白いグラフィックスソフト・ゲームを制作することに興味があります。

将来的にはハードからソフトまで、より幅広く知識をもって、皆さんに楽しんでいただけるものを創りたいと思っています。
(小口さんは2009年後期に1級を合格されました)

 

これからこの分野を目指す方にメッセージをお願いします

小口氏学生時代に、数学、特にグラフィックスに関係が深い線形代数や統計学など、基礎的な勉強を一通りやっておくこととプログラミングの勉強は大切だと思っています。どのような広がりがCG技術分野にあるのかを最初に知り、全体像を抑えておくと自ずと応用力がついてくると思います。

ゲーム業界では、半年もすると新しい技術が出てきますから、素養としてCGの基礎をしっかりと身に付けておくことは、絶対に必要なことだと思います。最近はますますハードウェアの性能が上昇し、表現可能なことが増えています。できることが増えると、必要な作業も増えますから、シェーダ開発など関係した雇用もますます拡がっていくと思います。この業界にいらっしゃる方には常に学ぶ姿勢で、一緒に仕事をして頂きたいと願っています。




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