マルチメディア科ができて4年目にゲームクリエイター科の講師となった大圖先生。進化の早い業界だけに教育の内容も2Dから3Dへと絶えず教育内容の見直しを行なっているという。
「学生を支援するライブラリーを自分で作成して、できるだけゲームをつくることに没頭させるような環境づくりをしてきました。
まずは動くゲームを創って興味を持たせること、そこからはじめています。」
現在ゲーム業界では、3DCGでゲーム制作ができなければ就職は難しい。2年という短い期間の中でゲーム制作の一通りを身に付けるというカリキュラムには、かなりな工夫が必要なようだ。
同学科の石鍋先生も「学生の数学離れが進んでいる中でいかにモチベーションを維持させて、ひっぱりあげて学ばせて、世の中に送りだすことができるか、仕事に着かせるかことができるかが課題になります。そのために受験という目標があるのはとても効果があるんです。3級合格することで自信がつきますからね。」と教育の難しさを語る。
そんな中、ゲームクリエイター科では、プランナー・プログラマーの両コースともに1年生は3級を全員受験しているという。ゲーム制作の現場ではプランナーもプログラマーも、デザイナーやプロデューサなど、多くの人とコミュニケーションを取りながら制作を進めなくてはならない。用語を含めた基礎的な知識は、その際に必須になるとの考えからだ。
|