7月31日から8月4日までの5日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスのロサンゼルスコンベンションセンターで第32回となるSIGGRAPH2005が開催された。登録来場者数は、29,122人と、昨年の27,825人を上回り、また機器展示の出展社数も250社と昨年の229社を上回るなど、盛り上がりを取り戻しつつある。
今年は、ジョージ・ルーカス監督が基調講演に登壇したり、映画「スター・ウォーズ」に関するスペシャルセッションが催され、Xウィングの実寸台モデルが展示されるなど、スター・ウォーズの人気にあやかった部分も参加者増に貢献しているかもしれない。また、そのほか、個性的なスペシャルセッションや、コンピュータアニメーションフェスティバルにも新しい催しが加えられるなど、最新のCGの状況を反映するための工夫がなされていたようだ。
SIGGRAPH2005特集では、「東大 西田友是 教授 スティーブン・A・クーンズ賞受賞」、「ジョージ・ルーカス基調講演」、「スペシャルセッション」、「エマージングテクノロジー」、「論文発表(3回連載)」を取り上げ、同時開催された「GRAPHICS
HARDWARE 2005」と「SCA05」についてもレポートする。