編集委員長インタビュー

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編集委員長 原田 秦氏(情報デザイナー)
このテキストはどういう本ですか?

個人がWebサイトを利用して情報発信するためのデザインの教科書です。そのために必要な知識と技術を学ぶことを目的としています。また、「Webデザイナー検定」の主としてベーシックを受験しようとする学習者のための教材でもあります。Webデザインを実際にはじめる前に、最低限必要な基礎知識を学べるテキストとなっています。


想定されている読者はどのような人達ですか?

Webデザインを専門に学ぶ学校や学科の1年次、個人の自学自習の教材として使ってもらうことを想定しています。


このテキストの構成を簡単に教えてください。

「Chapter1 Webデザインへのアプローチ」では、Webデザインへの理解を深めるうえで必要なインターネットのしくみやその特性、Webサイトの種類などについて解説しています。
「Chapter2 Webデザイン」では、Webデザインに必要な基礎的なデザイン手法と素材の扱い方について解説しています。
「Chapter3 Webページを実現する技術」では、HTMLとCSSを用いて、実際にWebページを記述する手法の基礎を解説しています。
「chapter4 技術の基礎」では、Webデザインに関連する技術的な基礎知識について解説しています。
「appendix」では、Webデザインを行う際に制作者が配慮すべき知的財産権と、各種のデータフォーマットについて解説しています。
また、chapterごとに「オーバービュー」と「キーワード」を設けました。「オーバービュー」によって、chapterごとの概要や、テキスト全体のなかでの位置付けが一目でわかるようになっています。また「キーワード」では、chapterごとの学習すべき重要なポイントがまとめられています。
加えて、このテキストでは、chapter3で解説しているすべてのHTML、CSS、静止画像ファイルをデータとして提供しています。これを活用することで、テキストとデータを用いてWebページ制作の実習ができるようになっています。


このテキストの特徴はどういったことでしょう?

Webデザインに必要な基礎知識をコンパクトに1冊で網羅している点だと思います。これ1冊で、Webデザインのために最低限必要な基礎知識を習得できる構成となっています。


このテキストの効果的な使い方を教えてください。

Webデザインの知識を得る本として、実制作の前、制作途中、制作後と、何度も開いて読んでもらえたらよいと考えています。
これから制作を始めたいと思っている人は、どのようなWebデザインをすればよいか、考え方や表現のヒントが得られると思います。制作途中に読めば、用語や制作プロセスの理解が深まるはずです。制作後にもう一度読み返すことで、自分の作品のクオリティなどを振り返って確認でき、作品の改良すべき点や、つぎの作品に向けた課題が見えてくるはずです。

 


苦労した部分・気を遣った部分はどんなところですか?

編集に関しては、わかりやすさに注意を払いました。テキストの構成でも述べましたが、「chapter3 Webページを実現する技術」では、Web標準仕様に準拠したページを制作するのに必要なHTMLとCSSの基礎を、実習しながら学べる構成にしています。加えて、全ページカラーで、図版やイラストをふんだんに使用しています。これらによって、Web制作の工程を具体的にイメージしていただけると思います。


最後に、このテキストで学ぶ方へのメッセージを。

Webは誰にでも表現の機会を与えてくれましたが、整理されていない情報をただ発信するだけでは、ユーザとのコミュニケーションは成立しません。ユーザにストレスなくWebサイトを利用してもらうためには、どのようなことに配慮する必要があるか、このテキストでの学習を通して学んでいただけることを祈っています。
『入門Webデザイン』での学習を終えた後、さらに深く学びたい場合には、『Webデザイン』を活用することをお勧めします。『Webデザイン』では、『入門Webデザイン』では扱わなかった業務としてのWebデザインについても解説しています。Webデザインに関する基礎的な知識や技術について『入門Webデザイン』で学んだ後に、より高度な知識や技術について『Webデザイン』で学ぶことで、効果的な学習ができる構成となっています。